因島 重井村四国八十八カ所
文字確定は石物の文字から番号寺名との一致を確定したもの。位置推定は前後の位置関係から推定したもの。
⇩ 古いページです。最近の成果がすべて反映できてはおりません。
27番神峯寺 明神 米十屋上 文字確定
近況
2019
2019.3.31.石板を全88か所に設置したことを記念して完成記念石碑を設置しました。
2019.3.16.(有)マルサン設備の清水さんの協力で8番熊谷寺、9番法輪寺を移設し、八十八か所すべての石板を設置することができました。
2017
2017年6月19日。第3回エクスカーションで重井村四国3回目。8人。
2017年6月7日。第3回エクスカーションで重井村四国3回目を予定していましたが、雨のため中止。
田熊町岡野喜博氏より39番で「寺山院」と読めていたので、山号と寺号の間に寺山院があるので文字確定にしてよいとの電話連絡あり。
2017年5月24日(火)
因島ふるさとの歴史を学ぶ会の第2回エクスカーションとして14名で参拝調査しました。13時まこと屋前集合。お宮まで。
2017年5月15日(月)8時一宮集合。重井町文化財協会役員7人で39番まで回る。
2017年5月8日(月)13:00〜
因島ふるさとの歴史を学ぶ会の第1回エクスカーションとして13名で参拝調査しました。36番までで、西の浜までです。ただし、須越奥と播磨長崎は省略しました。13時一本松集合。
2016
2016年4月19日(火)
13時一本松集合。重井村四国を巡拝。7人。55番昭和橋まで。
2016年4月25日(月)
13時大師堂下集合。重井村四国の56番から。総勢11名。
重井町民文化祭をご覧いただきありがとうございました。個人的理由で、当日ご説明できず申し訳なく思っております。今後、さらに詳細に解説するとともに、再考したいと思っておりますので、情報をお寄せいただければ、幸いです。
©sumihara 2015.10.30.
今回の発表を勧めてくださり、また写真を印刷してくださるなど多大なご援助をいただいた、重井区長会長柏原広雄様をはじめ関係者の方々、ならびに資料作成にご協力をいただきました宮島重井公民館長様と職員の方々に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
貴重なご意見をありがとうございました。一部修正したものを掲載しております。
◉重井公民館だより連載➡︎New! 重井村四国八十八ケ所霊場
因島ふるさとの歴史を学ぶ会資料
第2回 Vol.1 p.26 [p.25-26]
第3回 Vol.1 p.49 [p.48-50]
第16回 Vol.2 p.110 [p.109-110]
第17回 Vol.2 p.134 [p.134-135]
第18回 Vol.2 p.146 [p.146-147]
第19回 Vol.2 p.164 [p.164-165]
第20回 Vol.2 p.184 [p.184-185 ]
第21回 Vol.3 p.12 [p.12-13]
第22回 Vol.3 p.27 [p.27]
第23回 Vol.3 p.42 [p.42-43 ]
第24回 Vol.3 p.58 [p.58-59]
第25回 Vol.3 p.74 [p.74-75]
Link
19番 橋池山 立江寺 延命地蔵菩薩 高野山真言宗 いつかきて西のすまいの我が立江 弘誓の舟に乗りて至らん
20 霊鷲山 番鶴林寺 地蔵菩薩 高野山真言宗 しげりつる鶴の林をしるべにて 大師そいます地蔵帝釈 おん かかかび さんまえい そわか
21番 舎心山 大龍寺 虚空蔵菩薩 高野山真言宗 大龍の常にすむぞやげに岩屋 舎心聞持は守護のためなり のうぼう あきゃしゃきゃらばや おん ありきゃまり ぼり そわか
山ノ神。山神社の西。文字確定。「廿一ばん 太龍寺 十二人」
22 番 白水山 平等寺 薬師如来 高野山真言宗 平等にへだてのなきと聞く時は あら頼もしき仏とぞみる おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
25番明神井戸の左奥。文字確定。「平等寺 十四人」
23番 医王山 薬王寺 薬師如来 高野山真言宗 皆人の病みぬる人の薬王寺 瑠璃の薬を与えまします おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
24番 室戸山明星院 最御崎寺 虚空蔵菩薩 真言宗豊山派 明星の出ぬる方の東寺 暗き迷いはなどかあらまじ のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おん ありきゃまり ぼり そわか
伊手樋。23番の少し西。文字確定。「二十四ばん 東寺 二十三人組」
26番 竜頭山 金剛頂寺 薬師如来 真言宗豊山派 往生に望みをかくる極楽は 月の傾く西寺の空 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
厳島神社東。角の家の庭。文字確定。「ばん 西寺」
27番 竹林山 神峯寺 十一面観音 真言宗豊山派 みほとけの恵みの心神峯 山も誓いも高き水音 おんまか きゃろにきゃ そわか
明神。米十屋。文字確定。「廿七ばん」
28番 法界山 大日寺 大日如来 真言宗智山派 露霜と罪を照らせる大日寺 などか歩みを運ばざらまし おん ばざらだどばん
島四国86番志度寺内。文字確定。「廿八ばん 大日寺 八人組」
29番 摩尼山 国分寺 千手観音 真言宗智山派 国を分け宝を積みて建つ寺の 末の世までの利益残せり おん ばさら たらま きりく
明神。厳島神社の南。文字確定。「○十九番 国分寺 十九人組」
30番 百々山 善楽寺 阿弥陀如来 真言宗豊山派 人多く立ち集まれたる一の宮 昔も今も栄えぬるかな おん ありみた ていぜい からうん
明神。厳島神社の南。(29、30合祀)。文字確定。「三十ばん 一○宮」
31番 五台山 竹林寺 文殊菩薩 真言宗智山派 南無文殊三世の仏の母と聞く 我も子なれば乳こそ欲しけれ おん あらはらしゃ のう
播磨口くぐり橋。位置推定。
32番 八葉山 禅師峰寺 十一面観音 真言宗豊山派 静かなる我がみなもとの禅師峰寺 浮かぶ心は法の早船 おんまか きゃろにきゃ そわか
35番 医王山 清滝寺 厄除薬師如来 真言宗豊山派 澄む水を汲めば心の清滝寺 波の花散る岩の羽衣 おん ころころ せんだぎ まとうぎ そわか
藤井医院。文字確定。「清滝寺」
ここから、北浜へ入る。
37番 藤井山 岩本寺 不動明王 観世音菩薩 阿弥陀如来 薬師如来 地蔵菩薩 真言宗智山派 六つのちり五つ社あらわして 深き仁井田の神の楽しみ のうまく さんまんだ ばさらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん おん あろきゃ そわか おん あみりた ていぜい からうん おん ころころ せんだり まとうぎ そわか おん かかかび さんまえい そわか
北浜。月読み祠隣。位置推定。
38番 蹉跎山 金剛福寺 三面千手観音 真言宗豊山派 補陀洛やここは岬の舟のさお とるもすつるも法の蹉跎山 おん ばさら たらま きりく そわか
島四国道隆寺の上、農道の下にある。位置推定。
39番 赤亀山 延光寺 薬師如来 真言宗智山派 南無薬師病悉除の願こめて 詣る我が身を助けましませ おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
北の浜 吉右衛門家 位置推定。「寺企院 十七人組」
37〜39はいずれとも判断しかねるが、本四国38番は足摺岬だから馬神にした。3739をこのようにすると本四国の位置関係に似てくる。
ここから久保に入る。本四国では阿波から伊予へ入る。
40番 平城山 観自在寺 薬師如来 真言宗大覚寺派 心願や自在の春に花咲きて 浮き世のがれて住むやけだもの おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
久保。村上明祥氏宅。位置推定。
42番 一棵山 佛木寺 大日如来 真言宗御室派 草も木も仏になれる仏木寺 なお頼もしき鬼畜人天 おん あびらうんけん ばさらだとばん
久保。島四国76番金倉寺前。文字確定。「四十二番」
これはバス通り(東西橋—西の浜)から見えるところである。
43番 源光寺 明石寺 千手観音 天台寺門派 聞くならく千手不思議の誓いには 大盤石も軽くあげ石 おん ばさら たらき きりく そわか
44番 菅生山 大宝寺 十一面観音 真言宗豊山派 今の世は大悲のめぐみ菅生山 ついには弥陀の誓いをぞ待つ おんまか きゃろにか そわか
46番 医王山 浄瑠璃寺 薬師如来 真言宗豊山派 極楽の浄瑠璃世界たくらえば 受くる苦楽は報いならまし おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
藤井医院西。文字確定。「四十六番 浄瑠璃寺 願主 今先わ」。35番と併せて参拝。
47番 熊野山 八坂寺 阿弥陀如来 真言宗醍醐派 花を見て歌詠む人は八坂寺 三仏じょうの縁とこそ聞け おん あみりた ていぜい からうん
43番とともに。52番の次に廻るのがよい。
56番 金輪山 泰山寺 地蔵菩薩 真言宗醍醐派 みな人のまいりてやがて泰山寺 来世井の引導頼み置きつつ おん かかかび さんまえい そわか
58番 作礼山 仙遊寺 千手観音 高野山真言宗 立ち寄りて作礼の堂に休みつつ 六字を唱え経をよむべし おん ばさら たらま きりく
青木。青木道路改修碑横。文字確定。「五十八ばん 千光院 願主 万」
59番 金光山 国分寺 薬師如来 真言律宗 守護のため建ててあがむる国分寺 いよいよ恵む薬師なりけり おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
60番 石鉄山 横峰寺 大日如来 真言宗御室派 たて横に峰や山辺に寺建てて あまねく人を救うものかな おん あびらうんけん ばさらだとばん
伊浜。玉屋前(道路を隔てた石垣の中)。文字確定。「六十番」
61番 栴檀山 香園寺 大日如来 真言宗単立 後の世を思えばまいれ香園寺 止めて止まらぬ白滝の水 おん あびらうんけん ばさらばとばん
東浜。島四国87番長尾寺内。文字確定。「六十一番 村上六三郎 柏原金四郎」右の二人佛も61番。「六十一番 香光寺 中個 中」
64番 石鉄山 前神寺 阿弥陀如来 真言宗石鉄派 前は神後ろは仏極楽の 万の罪をくだく石鉄 おん あみりた ていぜい からうん
宮ノ上。島四国88番大窪寺の北。文字確定。「六十四ばん 前神寺」
65番 由霊山 三角寺 十一面観音 高野山真言宗 恐ろしや三つの角にも入るならば 心をまろく慈悲を念ぜよ おんまか きゃろにきゃ そわか
本四国ではここから讃岐に入る。
66番 巨鼈山 雲辺寺 千手観音 真言宗御室派 はるばると雲の辺りの寺に来て 月日を今は麓にぞ見る おん ばさら たらま きりく
白滝山山頂 大師立像周辺仏W5 文字確定。「六十六番 ○辺○」
本四国では最も高い位置にある札所。
弘法大師立蔵(白滝山山頂展望台下)
四国八十八カ所御本尊(白滝山山頂展望台下)
67番 小松尾山 大興寺 薬師如来 真言宗善通寺派 植え置きし小松尾寺を眺むれば 法の教えの風ぞ吹きぬる おん ころころ せんだり まとうが そわか
白滝山中腹。伝六さん(通称墓所)。文字確定。「六十七番 小松尾寺」
伝六さん(通称墓所)の仁王門よりの小祠が67番である。
68番 七宝山 神恵院 阿弥陀如来 真言宗大覚寺派 笛の音も松吹く風も琴弾くも 歌うも舞うも法のこえごえ おん あみりた ていぜい からうん
西洋館下。文字確定。「六十八番 九人組
69番 七宝山 観音寺
聖観世音菩薩 真言宗大覚寺派 観音の大悲の力強ければ 驚き罪をも引き上げてたべ
おん あろきゃ そわか
70番 七宝山 本山寺 馬頭観音 高野山真言宗 本山に誰が植えける花なれや 春こそ手折れ手向けにぞなる おん あみりとう どはんば うん ばった そわか
島四国78番郷照寺横。文字確定。「七十番 本山寺 十三人組」
72番 我拝師山 曼荼羅寺 大日如来 真言宗善通寺派 わずかにも曼荼羅おがむ人はただ ふたたびみたびかえらざらまし おん あびらうんけん ばさらだどばん
川口。大師堂前。文字確定。「○○二番 十王 十人組」
73番 我拝師山 出釈迦寺 釈迦如来 真言宗御室派 迷いぬる六道衆生救わんと 尊き山にいづる釈迦寺 のうまく さんまんだ ぼだなん ばく
川口。宇根。位置推定。
74番 医王山 甲山寺 薬師如来 真言宗善通寺派 十二神味方に持てる戦には 己れと心かぶと山かな おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
川口。大脇田。文字確定。「七十四番 光山寺」
75番 五岳山 善通寺 薬師如来 真言宗善通寺派 我れ住まばよも消え果てじ善通寺 深き誓いの法のともし火 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
川口。ミネギ。文字確定。「善通寺 六人組」
76番 鶏足山 金倉寺 薬師如来 天台寺門宗 まことにも神仏僧をひらくれば 真言加持の不思議なり おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
川口。井戸横。文字確定。「金倉寺 願主」
77番 桑多山 道隆寺 薬師如来 真言宗 願いをば仏道隆に入りはてて 菩提の月を見まく欲しさに
川口。トウスヤ。文字確定。「道○寺 九人組」