因島 白滝山 日本大小神祇
2014.12.13.総覧190 石碑。尾道市因島重井町。白滝山山頂広場。
台座は右から「柏原(縦書き)奉寄進(横書き)林蔵(縦書き)」。宇根家文書「五百大羅漢寄進」の記録とも一致する。
多くの人がこの石碑は、白滝山五百羅漢完成の後に別の宗教が建てたと思っているが、以上のことから、これも同じときに建てられたことがわかる。
もし、伝六さんの思想(未完成の一観教)を白滝山石仏群が具現しているものであるとすると、これから仏教だけでなく神をも受け入れるということで、神道的要素があると考えてよいだろう。ただ、神道と一観教との相違、日蓮宗の日本大小神祇と一観教のいう日本大小神祇との相違を明らかにする必要がある。
うしろの奇岩はゴリラ岩と呼ばれているが、古代信仰の名残かもしれない。その裏側に御嶽神社の小祠。