因島 白滝山 石仏の数
石仏の数について詳しく書いておこう。
故・柏原舒延氏は次のように記されている。
昭和43年7月の始め石仏の数調べをいたしました。
山腹 61
庫裏本堂付近 26
山頂 500
磨崖仏(岩山に彫りきざんだもの) 28
計 615
当山の石仏は、五百羅漢造立いの以前のものや、造立以後篤信の人がぜんじ奉納したもの等いろいろでありますが誠に石仏の森と言っても過言ではないでしょう。柏原舒延
さて、石仏数の再調査をしようと思うのであるが、次のような方針を立てることにする。
場所は、伝六さん(墓所)より上とする。
石仏と石造物を区別する。墓の上の石仏は石仏と数える。半体の石仏は1体と数える。ただし、同じ物が壊れて隣りにある場合はあわせて1体と数える。
磨崖として、文字だけのものは磨崖仏とは数えない。石造物として数える。
石造物としては、灯籠、多宝塔、花台、手水鉢、寄附石碑、道標などである。
看板も数える。
まず、
伝六さん(墓所)には、
石仏12体。(1体は半体)
石造物として、花立て2、水鉢1、寄附石碑1、墓石碑5、小祠1
説明板1
仁王門まで
石仏1体。ただし半体。
仁王門および仁王門下。
仁王像2体。(石仏と数える)
石造物として、寄附石1、4丁丁石1、含嗽石1、因島八景石碑1
建家1
磨崖仏は石仏として数えたが、その内訳は次のとおりである。
表参道の慈母観音1体 裏参道の子授け観音2体
観音堂広場には、観音堂前石仏群に3体、多宝塔下の岩に8体
塩竈社のものは文字だけであるので磨崖仏とは呼ばない。
合計14体で上記柏原舒延氏の28体の半分である。
今は数えていないが、考慮すべきものとして、過去七仏の土台と大浜側登山道が考えられる。