因島城跡伝説
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いんのしまみち しげいみち おおはまみち なかのしょうみち とのうらみち かがみうらみち むくのうらみち みつのしょうみち はぶみち たくまみち 日本のみち
**他の頁がそうであるように、ここもまた書きかけです。**
はじめに
2015年3月。この年は因島の歴史おいて象徴的な年であった。
土生小学校、三庄小学校、田熊小学校が廃校になり、因島南小学校に統合された。すでに中学校でも同様なことが行なわれている。したがって、小学校、中学校ともに現在の因島には、因北、因南、重井のそれぞれ3校だけになった。かといって、地方の衰退を嘆くためにこんなことを書いているのではない。因島の過去に思いを馳せているだけである。
因島の姿が歴史的におぼろげながら明らかにされるのは、荘園時代からである。すなわち、因島には中庄、三庄、重井の三荘園があった。もっと詳しく書けば、重井が荘園となる前は重井浦であった。
こう書けば、現在の小学校、中学校のあり方が昔の荘園時代にそっくりだと書いても大きな誤りではなかろう。
さらに、この類推にはおまけが、ある。2016年3月には、現在生きておられる方のほとんどすべての方の中にインプットされている、土生の宇和部に消防署が現在の地から、中庄室陣の中須賀池の跡へ移転する。それと同時にしまなみ海道開通と同時に設けられた因北分署も統合される。
すなわち、中庄が自動車社会における因島の中心になったということである。この地は中庄の名が示すように因島の荘園の中央にあったわけであるから、この例もまた、昔の荘園時代を考えるとうなずけるものがある。
時代の趨勢として因島総合支所(元因島市庁舎)も、このあたりに移り、ここを因島の中心とした新しい交通体系を考えることが肝要だと思われる。
目次
第一部 あけぼの
1章 荘園時代以前
隠島神
2章 荘園時代
長講堂領
千守城跡
方刈山城跡
中庄小丸山城跡
第二部 城跡伝説
釣島箱崎浦の戦い
師清伝説
因島村上氏
3章 城跡伝説
第三部 水軍の末裔
4章