夕凪亭別館

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2004年5月

Lost Days

2004年5月1日。 土曜日。晴れ。 b
いよいよ今日から大型連休で水曜日まで休みだ。
朝7時50分に娘を大門駅まで送って行く。少しずつ裏と表の庭の草を取っていく。
石川達三の「蒼氓」(第一部)中央公論社の「日本の文学」で読む。終わる。

2004年5月2日。 日曜日。晴れ。夜雨。
朝娘を大門駅へ送り,因島へ帰る。午後,法事。夜,テレビで「続猿の惑星」見る。

2004年5月3日。 月曜日。晴れ。夕方から雨。
 11時からお寺で要。後,会食。5時過ぎ福山へ戻る。子供らを迎えに行く。
 10時前に寝る。

2004年5月4日。 火曜日。雨。
三島由紀夫「白蟻の巣」を読む。北杜夫『輝ける碧き空の下で』(第一部下)(新潮文庫)終わる。

2004年5月5日。 水曜日。晴れ。
やっと晴れた。朝から移住史の整理。
夜,『ストロベリー・ロード』読み始める。おもしろい。

2004年5月6日。 木曜日。晴れ。
久々に学校。12授業。ご飯を食べに帰り45授業。
『森の夢』届き,帰ってから読み始める。すごい。

2004年5月7日。 金曜日。晴れ。
夜,醍醐麻沙夫『森の夢』(冬樹社)終わる。

2004年5月8日。 土曜日。晴れ。
朝おだへ買い物。内科医院へ行って薬をもらう。
 午後,昼寝。夜,岡山へ行き,玉野光南の会へ行く。
 吉村昭ポーツマスの旗』(新潮文庫)終わる。この人の徹底した調査には頭が下がる,
「出ニッポン記」を読んでいて,アルト・パラナからブラジルへ不法出国入国した黒瀬利夫さんのことが出ている。(p.146)。動態表で捜す.p。341以下,パラグアイ関係者のことが数例でて,いずれも動態表にある。

2004年5月9日。 日曜日。曇り時々雨。
 変な天気だ。降るでもなく晴れるでもなく。時々小雨が降る。朝からずっと「出ニッポン記」を読んでいる。ほんのわずかに成功者がいるが,大部分は苦労の連続。これが戦後のことかと目を疑う。まぎれもない戦後のことなのだ。

2004年5月10日。月曜日。雨のち晴れ。
午前中雨が降るも,午後晴れてさわやかな五月の季節になる。
午後,総会の準備。
 6時頃帰る。

2004年5月11日。火曜日。晴れ。
 12限授業。総会資料。アルバム作り。明日の会場準備。

2004年5月12日。水曜日。晴れ。
総会。午後会場復元。消防署へ行き,避難訓練の打ち合わせ。

2004年5月13日。木曜日。雨激しく降る。午後止む
書類の整理。蒼氓第二部「南海航路」終わる。

2004年5月14日。金曜日。晴れ。
教育実習B。
本日『輝ける碧き空の下で』第二部届く。

2004年5月15日。土曜日。晴れ。
おだで買い物。午後ずっと読書。

2004年5月16日。日曜日。雨。
雨で体育祭中止。

2004年5月17日。月曜日。晴れ。
今朝も激しい雨。しかし7時半頃他には止む。今日も体育祭は中止。
 「歴史研究」(No.414)届く。ブラジル移民特集号ということで求める。フラムへ入植した経験のある高橋勝幸氏の文章が26頁に載っている。教えられるところあり。こういうのを見ると,そろそろ断片的でもいいから沼隈移住史の執筆にとりかかる必要があるのではないかと思われる。

2004年5月18日。火曜日。晴れ。
今日は朝から晴れている。石川達三『蒼氓第声無き民』(筑摩書房)終わる。
斎藤広志『外国人になった日本人』届く。
Cマガジンに子供の作ったプログラムが採用され,CDに載った。モンテカルロ法によるπの求め方で,提出したときは中学生だったから,いいとしよう。

2004年5月19日。水曜日。晴れ後雨。
昨日体育祭だったので,本日が代休。因島へ帰る。散髪。5月2日の土生町の大火の跡地へ,テレビや冷蔵庫を捨てた不届き者がいるそうである。情けないことだ。昨年くらいから,テレビ,冷蔵庫,エアコンなどは市の清掃車は回収しないようになっている。
 今日は,昨日が友引であったということで葬儀が3軒もあった。11時12時1時と,自宅,お寺,葬祭場(火葬場の隣)でしたらしい。やっと,重井も自宅での葬儀が減りはじめた。いいことだ。
この前の連休からしまなみ海道も,ETCが着いた。前回は連休ということで,その恩恵はあまりなかったが,今回享受した。福山東インターから因島インターまでノンストップが実に快適である。
 御調町と,向島町が,尾道市になった。これで向島はすべて尾道市になる。因島農協は,尾道農協になった。

2004年5月20日。木曜日。曇り後雨。
 朝曇っていたが昼前から雨になる。台風の影響。金田一春彦さんがなくなられた。
 モンテーニュ『法の精神』が届く。これはいい本だ。ただ,翻訳が少し物足りない。
『海外移住の意義を求めて』の中の梅棹忠夫さんの,新世界に参加することが歴史的意義だというのは,おもしろい。確かにこのように言うこともできるが,何かひっかかる。
 西田幾多郎全集19冊が田村書店で12500円である。付録はまた別のところに出ている。和辻全集も2万円ほどであったようだ。安いのはありがたい。逆にそれだけ古本の価値がなくなっていることは寂しい。
徒然草112段に,「日暮れ,途遠し。吾が生既に蹉だたり。諸縁を放下すべき時なり。信をも守らじ。礼儀をも思はじ。」とある。

2004年5月21日。金曜日。晴れ。
 晴れて素晴らしい初夏の日。
 今日も夕刻と夜,数多の古典を次々に読み,飽くことを知らず。
徒然の一八〇段に曰く「百たび戦ひて百たび勝つとも,いまだ武勇の名を定め難し。」

2004年5月22日。土曜日。晴れ。
6時半に起きる。曇っているが午後から晴れて暑い。朝おだに買い物。
午後娘を大門駅へ送る。大きな狸の死骸が道ばたにあり烏が集まっていた。
北朝鮮に拉致されていた蓮池さんらの家族帰る。

ずっと家で読書。午後昼寝。夜,焼き肉を食べに行く。コアでギリシア語と,ポルトガル語の本を買ってくる。

2004年5月24日。月曜日。晴れ。
今日は内科検診。
今日は珍しく空気も乾いて久々の五月らしい天気。
しばらく古典を読んで,移民と遠ざかっていたので,再び,移民に戻りたい。やはり,パラグアイを第1にして,地道に続けるべきであろう。それから,ボリビア,ペルー,ブラジルと少しずつ集めていけばいいのではないか。

2004年5月25日。火曜日。晴れ。
本日も昨日に引き続き五月晴れ。やや戸外や自動車は暑い。世界の名著「コーラン」配達される。おもしろい。

2004年5月26日。水曜日。晴れ。
ディックへ行ってスチールラックを買ってきて,子供の部屋に設置。
JAFの年会費4000円を払う。

2004年5月27日。木曜日。晴れ。やや暑い。
5時半に帰り,網戸を洗う。

2004年5月28日。金曜日。晴れ。
今日もよいお天気。だんだんと暑くなる。
夕方,娘の部屋の網戸を洗う。

2004年5月29日。土曜日。晴れ。
四国へ行こうかと思っていたら,息子が参観日で学校があるというので,止める。朝になって腰が痛いといい,整形へ連れて行く。帰ってからおだへ買い物。午後,昼寝。夜,北杜夫『輝ける碧き空の下で』(第二部)(新潮社)終わる。

2004年5月30日。日曜日。晴れ。
 蒸し暑い。朝,しまむら,ディックへ買い物。
 日下君の新作『ダーウィンの時計』角川春樹事務所より送られてくる。 4時過ぎに中央公園を散歩。
 蒸し暑い。夜,日下君へメール。

2004年5月31日。月曜日。雨。
 今日は8時過ぎに家を出た頃から雨が降り出し,本格的な梅雨となる。一時は,警報も出ていた。土曜日からもう梅雨入りしているそうだ。

 5時に帰って,息子を整形へ連れて行く。相変わらず,雨が激しく降る。
 昔買った本が部分的に黄色くなっている。歳をとったというものだ。人はこのようにして老いるのだ。
117 82 p56
血圧のやや落ち着きし 梅雨の夜
スコールのようなというも ここは南米でなし 入梅の雨
Lost Days