因島三庄町 妙見神社
沖浜の妙見さんと呼ばれている妙見神社の上は、地元の人の協力によって、公園になっている。
公園から東を見ると太陽光発電のパネルがおだやかな瀬戸内海の青とあざやかな対照をなしている。ここにはかつてボーリング場があって、島内外から多くの人が訪れて賑わった。
地蔵鼻、三可崎城跡の向こうに見えるのは田島、横島あたり。
(平野屋村上氏の)分家の沖の新屋、瀬戸の新屋村上船場の上には往昔を物語る広い村上屋敷の一角に妙見宮がたっている。熊本八代の妙見本宮の天御中主(あめのみなかぬし)大神と北辰菩薩の分霊を勧請し沖浜と村上氏族の守り神として祀った由で、社前の狛犬台座石に元治元年(一八六五)平野屋田検校の刻名があり、注連縄石柱には大正六年(一九一八)津田嘉一の銘が見える。旧十五にちを月例祭とし村上氏族集会の場となっている。松本賢編「ふるさと三庄」p.34